
住宅展示場の見学のチェックポイントは、リビングやキッチン周りの生活動線のスムーズさやコンセント位置などを確認することです。住宅の外観や間取りだけでなく、生活スタイルまでを思い起こしながらチェックすれば、失敗しない住宅展示場見学にできます。
住宅展示場を行く前に予約は必須です。予約なしで見学できる住宅展示場も多いですが、見学者の多い土日や人気の物件、担当者が足りない場合は見学できない場合があります。せっかく訪れたのに見学できないのでは意味がありません。あらかじめ予約しておけば確実に見学できますし、担当者がついていろいろ説明してくれるので住宅の隅々までチェックできます。
家族全員で行くことがとても大切、夫婦だけでなくお子さんも一緒に見学してください。物件に入ると室内の広さや天井までの高さ、玄関からリビングや子ども部屋、トイレまでの距離がわかるので新居での生活をイメージしやすくなります。お子さんを連れて行き、子ども部屋の広さや窓の位置も確認しておけば、希望をまとめやすくなります。
住宅展示場に行くときは、メジャーやカメラを持参しましょう。住宅展示場で渡される物件資料と見比べるときに役立ちます。気になる部分があればカメラで撮影したり、メジャーで計測して物件資料に書き込むことをおすすめします。いずれも帰宅後の落ち着いた雰囲気で検討するのに欠かせません。また家電やインテリアの幅・高さ・奥行きをメジャーで測って記録しておき、物件資料の寸法と比較できるようにしておきます。
多くの時間を過ごすリビングは、生活動線の広さで快適性が決まります。テレビやソファデスクなどインテリアが多いと生活動線が悪化し、スムーズに移動できなくなります。大人2人が同時に通るには少なくとも幅90cm、余裕を持って通るには120cmが必要です。ソファやデスクなどインテリア同士の幅が120cmあれば生活動線がスムーズになり、60cm以下であれば窮屈に感じるので、物件資料でリビングの広さをチェックしたり、インテリアの配置も考えておきましょう。
代表的なチェックポイントが、キッチン周りです。キッチンの広さや冷蔵庫やコンロや電子レンジなどのスペースだけでなく食材を取り出す、皮を剥いて刻む、炒めるといった調理工程を思い起こしながらチェックしましょう。調理を終えた鍋や皿を置く場所、料理を運ぶ食卓までの距離や方向、掃除まで考えながらキッチン周り全体を見ておきます。
キッチン周りで忘れがちなのが、コンセント位置です。冷蔵庫や電子レンジやIHヒーター専用コンセントだけでなく、ジューサーミキサーやミル、食器洗い機やオーブントースター、電気ケトルに使うコンセント位置をチェックします。コンセント位置が遠すぎると調理効率が落ちてしまいます。